福島県会津美里町の会津本郷焼　宗像利浩さんの個展　東京都の日本橋三越本店で１７年ぶり　２８日から６月２日まで

福島県会津美里町の会津本郷焼窯元・宗像窯８代、宗像利浩さんの個展は２８日から６月２日まで、東京都の日本橋三越本店本館６階美術特選画廊で開かれる。宗像さんは「福島の風土の中で生まれた作品を全国の人に見てほしい」と呼びかけている。
宗像さんの同店での個展は２００８年以来１７年ぶり２度目で、同店からの依頼を受けて決まった。今回は「井戸茶碗に魅せられて」をテーマに、伝統の技と研ぎ澄まされた感性で仕上げた井戸茶わんなど約７０点を展示する。宗像さんは「８代になって２０年の節目で縁があって開催が決まった。心が豊かになるような作品に出合ってほしい」と話した。
宗像窯は創業３００年の伝統を誇る窯元。宗像さんは１９９７（平成９）年に日本陶芸展で代表作「利鉢」で準大賞に輝き、２００３年には日本作陶展で文部科学大臣奨励賞を受賞した。
個展の時間は午前１０時から午後７時（最終日は午後５時）まで。