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3年前から進められていた福島県の中島村役場整備事業が完了し、19日午前10時から村生涯学習センター「輝ら里」で完成式典が行われる。住民サービスの拠点としての機能向上が期待される。
新庁舎は2階建て鉄骨造りで耐震構造となっている。敷地面積4251・8平方メートル、建物面積1010・9平方メートル。バリアフリーを意識し、エレベーター1基や多機能トイレ、正面に乗り降りスペースを設け、住民の利便性を高めた。
工事は2022(令和4)年8月下旬に始まり、翌年度にかけて南棟庁舎の新築と既存庁舎の増改築を実施。学校教育課を「輝ら里」から庁舎内に移し、転出入時の諸手続きを一体的に行えるようにした。2024年度は外構工事として車庫・書庫の整備と駐車場の舗装を行った。総事業費約8億2500万円。
南棟と既存庁舎の間には紅葉と石畳の中庭を設け、住民の憩いの場となるよう工夫を施した。新庁舎と駐車場は既に使用している。
加藤幸一村長は「事業完成を機に住民サービスの一層の向上に尽くす」と気持ちを新たにしている。(県南版)