「男性育休100%」と「女性の再就職応援」を宣言 福島市

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「男性育休100%」と「女性の再就職応援」を宣言 福島市

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福島市の木幡浩市長は16日、ワーク・ライフバランス(小室淑恵社長、東京都)が提唱する「男性育休100%」と「女性の再就職応援」を同時宣言した。市役所が率先して働きやすい環境づくりを進める。多様な働き方の実現に向け、市独自の企業認証制度も導入し、地域全体で機運を高めていく。
市役所内の育休取得率は2024(令和6)年速報値で98・3%。地元企業を含めた場合では56・2%となっている。市は男性職員の取得率をより高めながら、地元企業向けには同社のセミナーを展開する。
多様な働き方を支える市内の企業や団体を新制度で後押しする。八つの基準を設け「ダイバーワークスタイル企業」に認証。認証書やプレートを交付するほか、市ホームページで事例、取り組みをPRする。■福島市への移住者数
過去最多更新
2024年度
2024(令和6)年度の市への移住者数は、前年度比2人増の472人(287世帯)となり、過去最多を更新した。市が16日、発表した。
移住者数は移住促進事業などを利用者から積み上げた。市によると、全体の約9割が40代以下。結婚を理由とするケースは約3割となっている。
結婚新生活支援事業を活用したのは前年度から20人増加した。市は「結婚に伴う新生活や子育てを市内で考えている若者世帯が増加している」とみている。■異臭チキンステーキ問題
市長が陳謝
市が5日に開催したイベント会場で、腐敗臭のするチキンステーキが露店で提供された問題で、体調不良を訴えた人は子ども1人を含む8人となった。木幡市長が16日に明らかにし、問題を陳謝した。市によると、いずれも症状は軽かったという。(県北版)