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福島県猪苗代町は町合併70周年を記念したロゴマークを作成した。「70」の数字と共に、来年生誕150年を迎える町出身の細菌学者野口英世博士が描かれ、親しみやすいデザインに仕上がっている。
町と連携協定を結ぶ東京学芸大の生徒に作品を募った。7点が寄せられ、学校教育教員養成課程3年の小室和歌さんの作品が選ばれた。
数字の「0」は町のシンボル・ハクチョウと磐梯山をモチーフにした。野口博士の顔には、ひらがなとローマ字で猪苗代を表す文字が隠されている。
16日に町役場で発表会が開かれた。二瓶盛一町長は「遊び心があるデザインで、幅広い世代に愛着を持ってもらえる。町の歴史と未来をつなぐシンボルにしたい」と話した。オンラインで参加した小室さんは「多くの町民に気に入ってもらえたらうれしい」と願った。
ロゴマークはポスターやチラシなどに活用し、70周年の節目に花を添える。■10月24日、記念式典
町は10月24日に町体験交流館「学びいな」で70周年記念式典を行う。
「町民への感謝」「未来への伝承」を基本方針に、各種記念事業を展開する。二瓶町長は「町民と一緒に楽しい記念事業をつくっていく」と語った。(会津版)