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囲碁の女流タイトル戦「第12期会津中央病院・女流立葵杯」は17日、福島県会津若松市東山温泉の今昔亭で本戦の準決勝2局が打たれ、郡山市ゆかりの藤沢里菜女流本因坊(26)=扇興杯=と、上野梨紗女流棋聖(18)が勝利し、18日の挑戦者決定戦進出を決めた。
藤沢女流本因坊は謝[しぇい]依[い]旻[みん]七段(35)に273手で白番2目半勝ちした。女流立葵杯を5連覇を含む6期獲得しており、挑戦者決定戦を打つのは2年ぶり。会津で上野女流棋聖と打つのも2年ぶりとなる。
上野女流棋聖は高雄茉[ま]莉[り]二段(24)に196手で白番中押し勝ちした。挑戦者決定戦まで勝ち上がったのは初めて。あと1勝すれば、約40年ぶりに「姉妹で挑戦手合」が実現する。
準決勝は2局同時に行われ、午前11時に立会人の山下敬吾九段が対局開始を告げた。温知会の南嘉輝理事長、福島民報社の芳見弘一社長、日本棋院の宮崎龍太郎常務理事らが冒頭を観戦した。