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福島市松川町の旧水原川に、明治時代に造られた石積みのめがね橋「松川橋」が架かり、築造から140年を経た今も住民の暮らしを支えている。
長さは15・4メートル、幅は5・6メートル。旧奥州街道の市道に設けられている。架橋は1885(明治18)年。旧松川村の要望を受けた県令三島通庸が、建設費を地元が負担するのを条件に建設を許可したと伝わる。昭和40年に水原川の改修で撤去される予定だったが、地元の要望で残った。2022(令和4)年に土木学会選奨土木遺産に認定された。
穏やかな川面に橋のアーチが反射して映り、風情を醸し出している。