59カ国、過去最多3688人 2025年3月末 福島県郡山市の外国人人口 技能実習や留学増える

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福島県郡山市の住民基本台帳に基づく外国人住民数は2025(令和7)年3月末現在、59カ国、過去最多の3688人となった。技能実習や留学による在留資格者が大きく伸びた。国籍別ではベトナムが2年連続でトップだった。16日に市内で開いた市国際交流協会の総会で示された。
2016(平成28)年から2025年まで過去10年(いずれも3月末現在)の推移をみると、コロナ禍で一時減少したが、2023年から再び増加に転じた。2024年は初めて3千人を超え、2025年は447人増加した。
3688人を国籍別にみると、ベトナムが914人で最も多く、中国727人、フィリピン396人、インドネシア322人、韓国319人、ネパール243人などとなっている。上位3カ国で56%、上位6カ国で79%を占めている。
2025年は、インドネシアが前年から114人増え、韓国を上回った。ベトナムは108人、ネパールは69人、フィリピンは52人それぞれ増えた。中国と韓国は減少傾向にある。
在留資格別では技能実習が196人増の927人で全体の25%を占めた。ベトナムとインドネシアが約8割となっている。留学生は99人増の369人で、約4割がネパールとなっている。永住者はほぼ横ばいの837人、特定技能制度による外国人労働者は82人増の319人などだった。(郡山版)