福島県中国人殉難烈士慰霊碑 修繕完了記念し植樹祭

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福島県中国人殉難烈士慰霊碑 修繕完了記念し植樹祭

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福島県日中友好協会は18日、猪苗代町に建立された県中国人殉難烈士慰霊碑の修繕完了を記念し、現地で植樹祭を催した。中国駐新潟総領事館からの希望で、紅梅2本を植えた。関係者は「日中友好」と「日中不再戦」の象徴である慰霊碑の前で、両国の絆が末永く続くよう願った。
慰霊碑は太平洋戦争中に国内に強制連行され、同町の沼倉発電所と三島町の宮下発電所建設で犠牲になった中国人を悼み、1970(昭和45)年に建立した。2023(令和5)年4月から改修工事を進め、2024年6月に慰霊碑や周辺の案内看板などの整備が完了した。
植樹祭には約50人が出席した。遠藤久県日中友好協会長、中国駐新潟総領事館の崔為磊総領事、橋本逸男日中友好協会副会長(田村市出身)らが植樹した。遠藤会長は戦後80年を迎えたことに触れ「日中の友好の絆を映し出すように、この梅が美しい花を咲かせることを願っている」とあいさつした。