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福島県郡山市の「ふれあい体験農園」は18日、市内逢瀬町の園芸振興センターで始まった。多くの家族連れらが農業への親しみを深めた。
食や農に対する理解と関心を高める目的で毎年開催している。今年は120世帯約410人が申し込んでおり、全4回に分けて農作物の植え付け、除草、収穫を体験する。初回の18日は、約10アールの畑にエダマメの苗を植え付けた。前日の雨で土がぬかるんでおり、参加者は泥だらけになりながらも丁寧に作業した。
市内の会社員神庭優衣さん(38)は長女凪芭さん(7)=行徳小2年=らと参加した。神庭さんは農業にかかる労力や費用、時間など大変さを実感したという。「物価高でコメや野菜の値段が上がっているが、今回の体験を通し、日々のニュースにより関心を持ちたい」と語った。凪芭さんは「泥にはまりながら一生懸命に植えた。収穫が楽しみ」と笑みをこぼした。
6月8日はサツマイモの植え付けとエダマメの除草を行う。7月27日はエダマメの収穫やサツマイモの除草、10月19日はサツマイモとダイコンの収穫を実施する予定。(郡山版)