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福島県会津若松市のNPO法人会津鶴ケ城を守る会は27日午後3時から、市文化センターで歴史フォーラムを開く。「鶴ケ城への思い」をテーマに、パネルディスカッションを繰り広げる。
会津松平家14代当主の松平保久さん、直木賞作家の中村彰彦さん、県立博物館副館長の高橋充さんがパネリストとして登壇する。会津歴史観光ガイド協会理事長の石田明夫さんがコーディネーターを務める。会津と鶴ケ城の歴史や景観などについて意見を交わす。
鶴ケ城を巡っては堀の一部で陸地化が確認され、掘削費は十数億円に上るとの見方もある。工事計画には財源確保や文化庁との協議などの課題がある。守る会は東邦銀行の寄付型私募債を通し、景観改善の支援に乗り出している。
フォーラムは入場無料。定員は400人で予約不要。問い合わせは事務局(弓田建設)へ。
守る会の弓田八平理事長(弓田建設社長)は「歴史や城に対する市民の意識高揚につなげ、守る会の今後の道しるべを探したい」と話している。