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福島県中島村の村役場整備事業が完了し19日、村生涯学習センター「輝ら里」で完成記念式典が行われた。
式典には約40人が出席した。加藤幸一村長が「生まれ変わった庁舎を村振興の拠点としたい」とあいさつし、小室辰雄村議会議長が祝辞を述べた。
新庁舎は2階建て鉄骨造りの耐震構造。敷地面積4251・8平方メートル、建物面積1010・9平方メートル。バリアフリーを徹底し、エレベーター1基と多機能トイレ、正面に乗り降りスペースを設けて住民の利便性向上を図った。総事業費は約8億2500万円。
5年前から整備事業が始まり、2022(令和4)8月下旬に着工。翌年度にかけ南棟庁舎の新築と既存庁舎の増改築を行った。学校教育課を「輝ら里」から庁舎内に移し、転出入時の諸手続きを一体で行えるようにした。昨年度は車庫・書庫の整備と駐車場の舗装などを実施した。出席者は新庁舎を内覧し、村勢発展への期待を膨らませた。