昆虫マップ作成し環境保全や交流人口創出へ 福島県内外の自治体と企業・団体でつくる「聖地協議会」が事業計画決定

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昆虫マップ作成し環境保全や交流人口創出へ 福島県内外の自治体と企業・団体でつくる「聖地協議会」が事業計画決定

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東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地など福島県内外の自治体と企業・団体でつくる「昆虫の聖地協議会」の総会は21日、大阪府豊中市の大阪大会館で開かれた。事業計画で加盟自治体の昆虫マップを作成し、環境保全や誘客など交流人口創出につなげていくことを決めた。次回開催地には葛尾村を選んだ。
会長の白石高司田村市長が「世界に誇れる日本の昆虫を愛でる心、豊かな自然を世界に発信していきたい」とあいさつした。顧問の溝畑宏大阪観光局理事長は大阪関西万博キャラクターのミャクミャクに扮して登場し「長い万博の歴史の中で生きたカブトムシが展示されたのは初めてだろう。昆虫をきかっけに国内外の人に日本の文化、福島の自然を伝えたい」と言葉に力を込めた。役員改選も行い、会長の白石市長はじめ、全役員を再任した。
同協議会は一昨年、発足した。県内と埼玉、宮崎の3県の14市町村と福島民報社など4社・団体の合わせて18団体が加盟している。名誉顧問は養老孟司東大名誉教授が務めている。
特別講演会も開き、大阪大核物理研究センターの吉田裕介特任助教、昆虫ハンターの牧田習さんが天蚕研究や昆虫愛などについて紹介した。
加盟自治体・団体は次の通り。
田村市(会長)葛尾村(副会長)南相馬市、川俣町(監事)宮崎県延岡市(参与)広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、飯舘村、三春町、小野町、埼玉県川口市、あぶくま地域づくり推進機構、杉本商店、飛驒大鍾乳洞観光、福島民報社