6月11日から「九谷毛筆細字」受け継ぐ田村敬星さん作品展 福島県郡山市のうすい百貨店

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6月11日から「九谷毛筆細字」受け継ぐ田村敬星さん作品展 福島県郡山市のうすい百貨店

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九谷焼の磁器に極小の文字を書き込む「九谷毛筆細字」を受け継ぐ田村敬星さん(76)の作品展は6月11日から16日まで、福島県郡山市のうすい百貨店で開かれる。
九谷毛筆細字は万葉集や百人一首の和歌や漢詩などを極細の毛筆で書く九谷焼独自の技法で、約130年の歴史がある。田村家に一子相伝で受け継がれ、敬星さんは三代目となる。
個展では新作など約50作品を展示販売する。直径3・6センチの杯の内側に和歌を書き込んだ「百人一首彩花文洋杯」や「百人一首兜香炉」をはじめ、花器や茶わんなどが並ぶ。四代星都さん(44)の作品も数点展示する。敬星さんは13、14、15の3日間、来場する。
観覧時間は午前10時から午後7時(最終日は午後4時)まで。敬星さんは福島民報社の取材に、「130年受け継いできた唯一無二の技に接してほしい」と来場を呼びかけた。