福島市の花見山、開花期観光客 7万7千人、前年比2・6%増 インバウンド「台湾から来訪」最多40・6%

  • [エリア] 福島市
福島市の花見山、開花期観光客 7万7千人、前年比2・6%増 インバウンド「台湾から来訪」最多40・6%

福島のニュース


今春の開花シーズンに福島市の花見山を訪れた観光客数は7万7千人で前年比2千人(2・6%)増となった。3月16日~5月6日の集計。市と花見山観光振興協議会が20日、発表した。
市によると、3月末から4月上旬にかけての気温低下と天気の悪化で客足が伸び悩んだ。ただ、4月4日の桜開花以降は天候に恵まれ、集客の回復につながったという。マイカーと、JR福島駅と現地を往来する期間限定路線バス(花見山号)での来訪者数は前年と比べて微増で、観光バスの来訪は横ばいとなった。
来訪者アンケート調査(サンプル数803件)では、市内で5千円以上を消費した人の割合は11・9ポイント減の28・9%となった。道の駅にも立ち寄った人の割合は12・7ポイント増の22・7%となり、市は一定程度の周遊効果があったとみている。
インバウンド調査(サンプル数2450件)も行い、台湾からの来訪が最多の40・6%だった。ベトナム24・4%、タイ11・1%と続き、アジア圏で全体の9割近くを占めた。(県北版)