初夏の風物詩「競走馬のプール開き」 福島県いわき市のJRAリハビリセンターで

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初夏の風物詩「競走馬のプール開き」 福島県いわき市のJRAリハビリセンターで

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福島県いわき市の日本中央競馬会(JRA)競走馬リハビリテーションセンターで22日、初夏の風物詩の「競走馬のプール開き」が行われた。けがで療養中の馬が1周40メートルの円形プールを泳いだ後、いわき湯本温泉の湯を引いた馬用の温泉施設に漬かりリラックスした。
初日は2023(令和5)年のGⅢ共同通信杯を制し、同年の日本ダービーにも出走したファントムシーフなど3頭が参加した。温泉マークが付いたメンコ(覆面)を付け、時折荒い息遣いをしながら泳いだ。調教後は温泉に入り、シャワーを浴びて気持ちよさそうに目を閉じていた。
センターは脚のけがをした馬を受け入れ、現在17頭が入所している。プール調教は脚に負担を掛けず、心肺機能を高められる利点がある。毎年5月下旬に始まり、10月ごろまで続く。
センターはプール調教の一般見学が見やすくなるように施設を改修する。柵を低くし、車いすでも来場できるようにバリアフリー化する。6月に着工し、9月上旬に完成予定。