福島のニュース
福島県棚倉町の藤田建設工業と関連グループ企業は15日、町内の同社敷地で、統合型BCP(業務継続計画)に基づく、実働訓練を行った。いつ発生するか分からない災害に備え、社員らは真剣なまなざしで訓練に取り組んだ。
同社は2022(令和4)年9月にBCP宣言を表明。企業の能力・保有資産を最大限活用した災害時の復旧活動に備えるのが目的。「訓練は地域の皆さまが安全に安心して暮らせる未来へのプレゼント」を実働訓練のキャッチコピーとして、各社の若手社員を訓練の主役に位置づけて取り組んだ。
同社と関連グループ企業から社員約190人が参加した。シーズの益子清志社長が訓練開始を宣言。藤田建設工業の江田忠専務があいさつした。
藤建技術設計センターがドローンによる測量を実演しながら説明した。キコーが大型土のうの製作。藤田建設工業やキコーがシート養生、若手社員らが小型土のう製作を行った。
女性社員でつくる「藤の会」による炊き出し訓練もあり、マジックライスやきのこ汁が参加者に振る舞われた。(県南版)