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福島県いわき市の小名浜デイクルーズは23日、小名浜港の観光遊覧船「サンシャイン
シーガル」の新しい船を関係者にお披露目した。今回の船の更新のため2月から休業していたが、6月中にも運航を再開する。
新たな船は総トン数19トン。従来の77トンから大幅に小型化した。全長は約15メートルで従来より9メートル小さいが、幅は6メートルで変わらず、定員は150人から120人になった。船を小型化したことで維持費削減にもつながる。運航回数は1日当たり1回程度増やす計画。
市内のいわき・ら・ら・ミュウで報告会を開き、同社の村田裕之社長が新船の概要について説明した。追加で新たな船舶を導入し、小名浜港と四倉漁港を結ぶ路線や、東京電力福島第1原発近くの港から出港して復興状況を視察する路線の構想も語った。
2021(令和3)年4月に就航した「サンシャイン
シーガル」は、これまでに約8万3千人が利用。小名浜の観光資源として誘客に大きな役割を果たしている。