福島のニュース
【豪州キャンベラで本社報道部副部長・渡辺浩】福島県は現地時間23日夕(日本時間同)、豪州キャンベラの旧国会議事堂オーストラリア民主主義博物館で「ふくしまレセプション」を開いた。訪豪中の内堀雅雄知事が講演し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興が進む県内の様子を伝えた。日本酒をはじめとした県産品や県内観光地の魅力を紹介し、来県を呼びかけた。
政府や現地の各国大使館、軍や消防、日本人会などの関係者合わせて約120人が出席した。内堀知事は、県内は着実に復興しているとする一方、第1原発の廃炉には長い時間がかかるとし、「困難はあるが、起き上がり小法師のように転んでも何度も立ちあがり、福島の復興を前に進めていく」と決意を示した。
県内の蔵元が醸した多彩な日本酒や加工食品を参加者に振る舞い、「おいしい」「福島に行ってみたい」と好評を得た。鈴木量博駐豪大使があいさつした。
内堀知事が公務で豪州を訪問するのは初めて。27日までキャンベラとシドニーを訪問し、スキーなど冬季のレジャーや魅力、福島県自慢の食を売り込む。■復興支援に感謝
内堀知事、連邦総督と懇談
レセプションに先立ち、内堀雅雄知事はサム・モスティン連邦総督と面会し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後の暖かな支援に感謝を伝えた。
総督は豪州の憲法上の元首・英国王の名代で、国内最高位の公職。冒頭以外は非公開で懇談した。モスティン総督の夫シメオン・ベケットさんが同席した。
内堀知事によると、モスティン総督は震災と原発事故以降、被災地に心を寄せ続け、今後も観光面などで協力していく姿勢を示したという。夫妻そろって日本好きで、内堀知事は「来日した際には福島にお立ち寄りいただきたい」と話した。夫妻はレセプションにも加わった。
政府や現地の各国大使館、軍や消防、日本人会などの関係者合わせて約120人が出席した。内堀知事は、県内は着実に復興しているとする一方、第1原発の廃炉には長い時間がかかるとし、「困難はあるが、起き上がり小法師のように転んでも何度も立ちあがり、福島の復興を前に進めていく」と決意を示した。
県内の蔵元が醸した多彩な日本酒や加工食品を参加者に振る舞い、「おいしい」「福島に行ってみたい」と好評を得た。鈴木量博駐豪大使があいさつした。
内堀知事が公務で豪州を訪問するのは初めて。27日までキャンベラとシドニーを訪問し、スキーなど冬季のレジャーや魅力、福島県自慢の食を売り込む。■復興支援に感謝
内堀知事、連邦総督と懇談
レセプションに先立ち、内堀雅雄知事はサム・モスティン連邦総督と面会し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後の暖かな支援に感謝を伝えた。
総督は豪州の憲法上の元首・英国王の名代で、国内最高位の公職。冒頭以外は非公開で懇談した。モスティン総督の夫シメオン・ベケットさんが同席した。
内堀知事によると、モスティン総督は震災と原発事故以降、被災地に心を寄せ続け、今後も観光面などで協力していく姿勢を示したという。夫妻そろって日本好きで、内堀知事は「来日した際には福島にお立ち寄りいただきたい」と話した。夫妻はレセプションにも加わった。