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福島市の飯坂温泉旅館協同組合青年部は22日、市内の飯坂温泉街で6月に新装再開する旅館「松島屋
桃香」にモニター宿泊した。趣向の凝らされた新施設を見学し、料理を味わって知見を広げた。
同旅館は子どもやペット連れ、車いすを利用する宿泊者にも過ごしやすい施設づくりが施された。フラットな客室や広めのトイレなど、バリアフリーに対応している。
料理は福島県食材を生かした創作料理で、この日は常磐もののヒラメを使用したムニエルやマダイの南蛮漬けなどが提供された。
部員は新施設でのモニター宿泊を通じ、それぞれの旅館でも取り入れられる施策がないか意見を交わしていた。小水崇正部長は来春に大型観光企画を控えていることから「各部員が経験を生かし、温泉街を磨き上げていく。観光客を楽しませる準備を進めていく」と話した。(県北版)