話の内容、文字で伝える 「要約筆記者」養成講習会の開講式 福島県いわき市

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話の内容、文字で伝える 「要約筆記者」養成講習会の開講式 福島県いわき市

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手話を習得していない聴覚障がい者へ文字で情報を伝える「要約筆記者」の養成講習会の開講式は24日、福島県いわき市のいわきサン・アビリティーズで行われた。
市の主催、要約筆記いわきサークルの会員らが講師を務める。開講式では市障がい福祉課の沼田浩課長、同サークルの篠原孝典会長があいさつ。前年度の修了生が「耳の聞こえない人らへの支援はもちろんだが、要約筆記は日常生活や仕事にも役立つ技能」などと説明した。
参加者は10月まで、座学や実技など計21回の講座を受講する。修了することで県の意思疎通支援者認定試験の受験資格を得られる。
要約筆記は略号や略語を使ったり、話し言葉を読みやすく簡潔な表現に変えるなどして、話の内容を文字で伝える。篠原会長は「多くの人に要約筆記の存在を知ってほしい」と話している。(いわき版)