バイオマス由来の水素活用へ 福島トヨペットなど福島県内外7社 ワーキンググループを設立

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バイオマス由来の水素活用へ 福島トヨペットなど福島県内外7社 ワーキンググループを設立

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福島トヨペット(福島県郡山市)など県内外7社はバイオマス由来の水素活用に向け、技術開発と事業化を進めるワーキンググループを設立した。バイオマス発電の燃焼時に生じるガスから水素の生成などを行い、脱炭素社会の実現や地産地消によるエネルギー自給率向上につなげる。
県再生可能エネルギー関連産業推進研究会の活動の一環で、3月6日付で設立した。幹事企業の福島トヨペットが導入している発電機で県産木材をガス化。ガスから水素を抽出する技術の研究・開発に取り組む。生成した水素と液化石油ガス(LPG)を混ぜたガスを製造・販売する体制を築き、CO2排出量の削減を図る。2028(令和10)年までの4年間をめどに、水素を用いたエンジンやボイラーの燃焼技術の確立、燃料電池に供給できる高純度の水素生成を進める。
27日、郡山市でキックオフ会議を開いた。福島トヨペットの佐藤修朗会長が「福島県復興のため、力を合わせて挑戦していきたい」と決意を示した。
参加企業は次の通り。
福島トヨペット、福菱冷熱(郡山)タオ・エンジニリング(いわき)アポロガス(福島)須賀川瓦斯(須賀川)三洋貿易、日本サーモエナー(東京)