福島県白河市地域おこし協力隊の報告会 市内に定住、貢献誓う 発信力高め魅力PR

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福島県白河市地域おこし協力隊の報告会 市内に定住、貢献誓う 発信力高め魅力PR

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福島県白河市地域おこし協力隊の任期を今春に満了した隊員の報告会が27日、市役所で開かれ、今後も市内に定住し地域振興に貢献する考えを示した。
今年3月から5月に3年の任期満了を迎えたのは久野宏さん=東京都江東区出身=、渡辺秀幸さん=千葉県佐倉市出身=、湯本淳人さん=東京都台東区出身=、山口久弥さん=愛知県春日井市出身=、升井理映子さん=岐阜県各務原市出身=の5人。いずれも市内に定住する意向。
報告会には都合が悪く欠席した升井さん以外の4人が出席した。鈴木和夫市長に対し、過疎地域での地域振興や移住アドバイザー、白河だるまの企画開発・技術習得など任期中に実施した活動内容について話した。
このうち久野さんは、市内東地区で和紙の原料となる植物の「コウゾ」を活用した地域おこしに取り組んだ成果や、任期を終えた今年5月に市内中田地区で倉庫だった場所に移動式コーヒースタンドをオープンしたことを明らかにし、「市民が集う場にしたい」と意欲を語った。
鈴木市長は白河だるまに目を入れて5人の労をねぎらいながら、「皆さんの活動によって白河の魅力に気づかされる。発信力を高める方策を、今後も一緒に考えてほしい」と協力を求めた。(県南版)