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来年2月に福島市で開幕する「大ゴッホ展
夜のカフェテラス」の音声ガイドを俳優の綾瀬はるかさんが担当する。実行委員会が28日、発表した。綾瀬さんはナレーションで、作品を鑑賞する上での見どころや作品に込められた思いなどを特有の柔らかな語り口で紹介し展覧会に花を添える。
「大ゴッホ展
夜のカフェテラス」は福島市の県立美術館(来年2月21日~5月10日)の他、神戸市立博物館(9月20日~来年2月1日)、東京・上野の森美術館(来年5月29日~8月12日)の3館で開催する。綾瀬さんのガイドは各館で使用される。
綾瀬さんは2013(平成25)年放送のNHK大河ドラマ「八重の桜」で主人公の新島(山本)八重を演じた。翌年から特別ゲストとして会津若松市の会津まつりに参加。昨年で10回目で福島県とのゆかりが深い。会津まつり協会長の室井照平市長は「綾瀬さんの音声ガイド就任は誠に喜ばしい。多くのお客さまが来場され、福島県の復興の歩みや魅力に触れる機会となることを期待している」と歓迎のコメントを寄せた。
内堀雅雄知事は28日、郡山市のホテルハマツで開かれた全国宣伝販売促進会議のあいさつで綾瀬さんの音声ガイド就任に触れ、「綾瀬さんの声と共にゴッホの作品の魅力を伝え、展覧会を盛り上げたい」と期待を込めた。
「大ゴッホ展」はゴッホのコレクションで世界的に有名なオランダのクレラー・ミュラー美術館の所蔵品を展示する。福島県政150周年・東日本大震災15年企画。福島県での第2期の開催は2027(令和9)年6月19日から同年9月26日までで、「アルルの跳ね橋」など晩年の作品を中心に並べる。■たくさんの笑顔が咲くように
綾瀬はるかさんのコメント
阪神・淡路大震災から30年、そして東日本大震災から15年、復興を願い『大ゴッホ展夜のカフェテラス』が神戸、福島の会場でも開催されるとお聞きしたいへん嬉しく思っています。
様々な思いを抱えられながら迎えられる年に私も思いを馳せ、皆様お一人、お一人に、周りにたくさんの笑顔が咲くように、幸せを願い、音声ガイドを務めさせて頂きます。綾瀬はるか