「猫駅長」の魅力発信 福島県の会津鉄道芦ノ牧温泉駅を守る会 広報・営業担当の小林洋介さん 写真集手掛ける

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「猫駅長」の魅力発信 福島県の会津鉄道芦ノ牧温泉駅を守る会 広報・営業担当の小林洋介さん 写真集手掛ける

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福島県会津若松市の会津鉄道芦ノ牧温泉駅を守る会で広報・営業を担当する小林洋介さんは写真家として「猫駅長」の魅力発信に取り組んでいる。「皆さんに猫たちのいろんな表情を届けたい」と気持ちを高めている。
発売中の写真集「猫駅長と会津の風景」では、名誉駅長の3代目「さくら」、施設長を務める「ぴーち」、2匹の家族で手伝いを任されている「そら」と「りく」の愛らしい姿を収めた。着物をモチーフにした服に身を包み、体を寄せ合うさくらとぴーちや、雪景色の中で凜とした表情を見せるさくらなど、さまざまな貴重な表情を捉えている。
小林さんは2代目名誉駅長「らぶ」が2022(令和4)年10月に死んだ際、大きな後悔が残ったという。スマートフォンなどで撮った写真は残っていたが、カメラで撮影したものは多くなかった。「猫たちの今しか見られない様子をきれいに形に残したい」との思いが芽生えた。
「らぶ」たちを撮影していた写真家の五十嵐健太さんに指導を仰いだ。プライベートの時間を費やし、全国各地の猫や風景を撮りながら腕を磨いた。写真集は撮影から編集、発行まで1人で手掛けている。
市内で展示会を開く夢を抱く。「家族の自分だからこそ収められる姿がある。もっと多くの人に、さくらたちの魅力を伝えたい」と力を込めた。
写真集は税込み2200円。芦ノ牧温泉駅の売店とオンラインショップで購入できる。(会津版)