福島のニュース
ウガンダのカーフワ・トーファス駐日大使は29日、福島県の会津坂下町と喜多方市を訪れ、農業関連施設を視察した。教育や技術に理解を深め、ウガンダでの導入可能性を探った。
会津坂下町の会津農林高では、木工や食品加工、水稲栽培などの実習現場を見て回った。国分孝男校長との懇談では「ウガンダには農業を学ぶ職業訓練校がある」と紹介し「将来的に会津農林高とコラボできたらうれしい」と連携に意欲を示した。同校のほ場や農場を視察し、ウガンダと日本の栽培方法の違いなどを確かめた。
喜多方市のAML植物研究所では、秋山五郎社長らから気候変動の影響を受けずに生産と供給ができる完全密閉型クリーンルーム、独自に開発した肥料などによる無農薬で栄養価の高い水耕栽培方法について説明を受けた。工場と研究室で栽培されているレタスやホウレンソウを試食した。同市のほまれ酒造も訪問した。(会津版)