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協同組合奥久慈木材流通センターの2024(令和6)年度の素材取扱量は過去最高の8万6496立方メートルで、売上金額は11億4500万円と4期連続で10億円越えとなった。26日、福島県塙町の同センターで開かれた総会で森元良理事長が明らかにした。
同センターによると、素材取扱量の増加は東白川郡内で新たな林業会社が増えたのに加え、各会社の伐採量増加が要因だという。売上金額については、スギ柱材とヒノキ土台がともに高値安定で販売された。平均単価は全体で1万3244円となり前年より749円増となった。
総会には約20人が出席。森理事長があいさつした。東白川地方町村会長の宮田秀利塙町長らが祝辞を述べた。素材取扱量7万4千立方メートル、木材販売金額9億3980万円の目標を掲げた今年度の事業計画を決めた。
総会終了後、森理事長の辞任に伴う補選が行われ新理事長に鈴木英昌副理事長が選ばれた。副理事長は鈴木浩一理事が就く。森理事長は東白川郡森林組合の常任理事に就任したため辞任した。(県南版)