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福島県双葉町のJR双葉駅東側に整備が進むスーパーのイオン双葉店(仮称)の開店に向け、店側と住民の意見交換会が5月30日、町役場で開かれた。より良い店を目指し、活発に議論を交わした。店舗を運営するイオン東北(本社・秋田市)は今回の意見を踏まえた上で、取り扱う商品を検討していく。
住民のニーズに応じた店を目指そうと、イオン東北が意見交換会を企画。午前と午後に分かれて実施し、町民ら計約30人が参加した。
午前は参加者から「地元食品を扱ってほしい」との声が多く上がった。「季節物の弁当がほしい」など旬の食材を求める意見も出た。町内で購入できる場が限られている現状から「雑誌や手土産品を置いてほしい」との要望もあった。
店舗は今夏の開店を見込む。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後、町内に立地する初のスーパーとなる。町役場隣に町が新設する商業施設内に入る。鉄骨平屋で建物面積は約300平方メートル。生鮮食品や弁当、日用品、家庭用医薬品などを扱う予定だ。(相双版)