福島のニュース
今年度の福島市内のツキノワグマ目撃件数は5月29日時点で計25件となり、過去5年間の同時期平均に比べて約2・2倍となっている。木幡浩市長が30日の記者会見で発表した。
市によると、5月に目撃のあった南中央の河川敷や飯坂小周辺などは民家に近く、クマの生息地帯以外での出没が目立っているという。市は過去の目撃情報を一覧にまとめ、市ホームページで公開している。目撃場所を地図上で確認できるウェブサービス「獣マップ」の活用も呼び掛けている。木幡市長は例年の傾向から「夏が近づくにつれ、目撃が増えると見込まれている」として注意を呼び掛けた。(県北版)