福島のニュース
自転車を車内に持ち込める「サイクルトレイン」の実証実験が31日、JR常磐線いわき―原ノ町駅間で始まった。同日、福島県いわき市のいわき駅で実証開始に合わせたイベントが催され、沿線自治体の関係者らがいわき駅を出発するサイクルトレインを見送り、事業の成功と盛り上がりを願った。
サイクルトレインはJR東日本水戸支社がふくしまプレディスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ実施した。常磐線沿線には、県が国のナショナルサイクルルート(NCR)指定を目指している「ふくしま浜通りサイクルルート」と並行している区間もあり、列車を利用しながら同ルートでのサイクリングを楽しんでもらう狙いがある。
期間は11月30日までの土日祝日。実施区間内の18駅であればどこでも乗り降りできる。乗車には事前予約が必要で、JR東日本のショッピングサイト「JRE
MALL」で予約を受け付けている。1列車最大10台まで予約可能。利用料金は無料だが、乗車券が必要となる。
31日のイベントには、根本和代県いわき地方振興局長や小川郁夫いわき駅長らが出席した。
この日は7人のサイクリストがいわき駅から乗車した。関係者は乗客の安全な旅路を願いながら出発する電車を見送った。