作詞、作曲などに取り組む人材を福島県から発掘、育成 6日から小中学生対象に作詩部門の作品募集

  • [エリア] 福島市 郡山市 いわき市

福島のニュース


作詞、作曲などの創作に取り組む人材を福島県から発掘、育成、発信する取り組みが始まる。作詞部門の作品を6日から、県内の小中学生を対象に募る。完成した楽曲は来年1月18日、福島市のふくしん夢の音楽堂(市音楽堂)で初演する。
「作詞・作曲人材育成プロジェクト」と称し、「芸術文化による福島まち造り実行委員会」が主催する。委員長は、米国で日本の音楽を紹介する団体ミュージック・フロム・ジャパン(MFJ)の三浦尚之理事長が務める。これまで「音楽による福島まち造り実行委員会」として演奏会を開いていたが、新たな取り組みに合わせて名称変更した。
作詞は8月8日まで、県北地方を中心とした県内の小中学生から募集する。テーマは地域の自然や伝統芸能。1人2編まで、未発表のオリジナル作品に限る。実行委員会ホームページ(HP)の投稿フォームから受け付ける。
寄せられた中から優れた10点を選び、8月15日にHPで発表する。各作品のメロディーとピアノ伴奏は、年齢や居住地を問わずに募る。期間は9月初旬から11月末まで。楽曲は市ゆかりのプロ奏者でつくる「古関裕而のまち『ふくしまチェンバー・オーケストラ』」のメンバーが披露する。
選考委員は作詞が詩人伊武トーマさん(福島市)、歌人の斎藤芳生さん(同)と井上法子さん(東京都、いわき市出身)、作曲がいずれも作曲家の嶋津武仁さん(福島市)、岡部富士夫さん(郡山市)、山根明季子さん(大阪府)を予定している。三浦理事長は「日本は創作に取り組む人材が少なくなっている。自分の思いを大切に、福島で生まれて感じたことを作品にしてほしい」と話した。
問い合わせは実行委員会
メールgeijyutsubunka.fukushima@gmail.comへ。