はまなかあいづで『四季』全楽章を踊る 福島県内の小中高校生が挑戦 演劇とダンスを融合 7~8月に4会場で

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はまなかあいづで『四季』全楽章を踊る 福島県内の小中高校生が挑戦 演劇とダンスを融合 7~8月に4会場で

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福島県内の小中高校生が、首都圏の演出家らと共に公演「はまなかあいづで『四季』全楽章を踊る」に挑む。演劇とダンスを融合させた内容で、7月から8月にかけて白河、南相馬、会津若松の3市と三春町の4会場で上演する。本番に向けて5月から各地で高校生を対象にワークショップを展開している。
県、県文化振興財団、三春町教育委員会、会津若松文化振興財団、南相馬市文化振興事業団の主催。各団体の職員の企画・制作能力を向上させるとともに、若い世代に芸術活動を始めるきっかけをつくる。■7月まで各地でワークショップ
振付、照明、衣装…のアイデア生かす
ビバルディの「四季」を題材に福島県の四季の情景をコンテンポラリーダンスなどで表現する。スタッフには、いわき総合高芸術・表現系列の卒業制作で演出を担当した多田淳之介さん(東京デスロック主宰)、ダンサー・振付家の森下真樹さんらを迎えた。7月までのワークショップで高校生と共に福島県への思いやイメージを膨らませ、振付、美術、照明、衣装のアイデアを公演に反映させる。出演者は会場のある地域の小中学生を対象に募っている。
5月31日に南相馬市の市民文化会館ゆめはっとで開かれたワークショップには、原町高の美術部員15人が小道具作りを体験した。講師を務めた舞台美術カミイケタクヤさんは「福島県の人と〝福島の四季〟を表現したい。住んでいる場所を考えるきっかけになるとうれしい」と話した。
入場料は一般・大学生は1000円、高校生以下は無料。問い合わせは県文化振興財団へ。日程と会場は次の通り。
▽白河=7月27日午後2時、白河文化交流館コミネス▽南相馬=8月3日午後2時、南相馬市民文化会館ゆめはっと▽三春=8月7日午後4時、三春交流館まほらホール▽会津若松=8月24日午後2時、會津風雅堂