安心見守りネットワーク締結 福島県南相馬署と市 孤立死や犯罪、事故など未然に防ぐ

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安心見守りネットワーク締結 福島県南相馬署と市 孤立死や犯罪、事故など未然に防ぐ

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孤立死や犯罪、事故などの発生を未然に防ごうと、福島県南相馬市と南相馬署は2日、三井住友海上火災保険、県医薬品配置協会、ファミリーマート福島営業所の3カ所と市安心見守りネットワークに関する協定を締結した。協定締結は今回の3カ所を含めて計31カ所となった。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後、市内で孤独死や孤立死などが相次いだことから、見守りを強化するため、南相馬市と南相馬署は2014(平成26)年に市内事業所などと協定を締結して安心見守りネットワークを発足した。事業所は、業務中に孤立死などにつながる兆候や異変を見つけた場合、市や南相馬署に連絡して防止や早期発見につなげる。
協定締結式は市役所で行われた。門馬和夫市長と伊藤英幸署長が、三井住友海上火災保険の神谷憲昌福島支店長、県医薬品配置協会の佐久間喜重会長、ファミリーマート福島営業所の斎藤啓太営業所長とそれぞれ協定書を交わした。
門馬市長は「少しでもおかしいなと思ったら連絡してほしい」と話し、伊藤署長は「情報提供をいただければ、警察がすぐに動くので気軽に伝えてほしい」と述べた。(相双版)