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福島県郡山市は今年度から、JR郡山駅西口ロータリーの渋滞緩和に向けた取り組みを本格化させる。今年度、社会実験を行い、交通量の変化などを調査。2027(令和9)年度末に一般車とタクシーの侵入ルートを分離する改修工事を終える計画。椎根健雄市長が6日、記者会見で発表した。
現在のロータリーは一般車とタクシーが同じ入り口から入る構造や乗車待ち車両の駐車などにより、頻繁に渋滞が生じている。ゾーンを明確に分けることで車の流れをよくする。
社会実験では、タクシープール、駅西口の市営駐車場、周辺の市道路肩のそれぞれ一部分に一般車の待機場所を設置する見通し。交通量の変化などを調査し、基本設計を策定する。椎根市長は選挙公約に渋滞解消策を掲げた。「関係機関と連携した上で速やかに対応する」と述べた。
椎根市長は6日、13日開会の6月定例市議会に提出する24議案を発表した。西口ロータリー改修に向けた関連費用として6千万円を計上する。