幕末の藩士らしのぶ 金戒光明寺で120回目の法要 福島県会津ゆかりの京都会津会 新会長に小西氏

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幕末の藩士らしのぶ 金戒光明寺で120回目の法要 福島県会津ゆかりの京都会津会 新会長に小西氏

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幕末の京都警護や鳥羽伏見の戦いで命を落とした会津藩士らをしのぶ京都会津会の第120回会津殉難者慰霊法要は8日、京都市の金戒光明寺西雲院で営まれた。参列者は節目を機に、先人を思う絆をより一層深め、会津の誇りを次代へつなぐ決意を新たにした。法要に先立つ総会で、大竹文夫前会長の死去に伴い空席となっていた会長職に幹事長の小西雅彦氏(71)=福島県会津若松市出身=が就く役員人事を決めた。任期は2年。
法要には小西会長ら京都会津会役員をはじめ、会津松平家14代当主・松平保久さん、室井照平会津若松市長、清川雅史市議会議長、鈴木清章会津弔霊義会理事長、渋川恵男会津商工会議所会頭、みやぎ会津会・東海会津会・長崎会津会・栗原会津会の各会長、会津会役員ら約80人が参列した。読経に続いて焼香した。本堂での法要の後、隣接する会津藩殉難者墓地でも焼香した。
総会では、小西会長が「各会津会をはじめ、会津にゆかりのある多くの方に参加をいただき、節目の法要を迎えられたことに感謝したい。歴史ある京都会津会のため全力を尽くしたい」とあいさつした。法要後は直会も開かれた。
金戒光明寺は、幕末に京都守護職に任ぜられた会津藩主・松平容保が本陣を置いた寺として知られる。







福島民報社は法要を特集した6日付朝刊を参列者全員に配布した。