富岡町消防団に金ばれん 福島市で福島県消防大会 貢献たたえる

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富岡町消防団に金ばれん 福島市で福島県消防大会 貢献たたえる

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第78回福島県消防大会は8日、福島市のパルセいいざかで開かれ、県下一の消防団をたたえる福島民報社の「民報金ばれん」が富岡町消防団(末永博幸団長、団員136人)に贈られた。
末永団長と渡辺和成副団長が登壇した。福島民報社の芳見弘一社長が「優」の文字が輝く金のまといと賞状を手渡した。富岡町消防団の受賞は1984(昭和59)年以来、2度目。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴い一時全町避難した影響で団員数が震災前の約270人から半数に減った中、住民の安全安心の確保に尽くし、復興を後押ししている。
大会は県消防協会の主催。県や福島市などの共催。日本消防協会の後援。県内の消防団員ら約600人が出席した。
西山敏彦県消防協会長(福島市消防団長)が「東日本大震災の経験を風化させることなく、安全で安心な社会の実現に向け万全を期さなければならない」と式辞を述べた。内堀雅雄知事があいさつし、木幡浩福島市長が大会開催を歓迎した。秋本敏文日本消防協会長、西山尚利県議会議長らが祝辞を贈った。
県と県消防協会の表彰を行い、県消防表彰で功績章を受けた熊田祐一伊達市消防団副団長が謝辞を述べた。大会宣言と大会決議を採択した。