研究とチアの充実誓う 福島大の米田さん、日清食品の奨学生に選出 福島ファイヤーボンズのチアリーダーでも活躍

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研究とチアの充実誓う 福島大の米田さん、日清食品の奨学生に選出 福島ファイヤーボンズのチアリーダーでも活躍

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福島大大学院食農科学研究科1年の米田琴音さん(22)は同大学で初めて、食科学の研究に取り組む大学院生を支援する給付型奨学金「日清食品・安藤百福scholarship(スカラシップ)」の対象に選ばれた。プロスポーツチームのチアリーダーとしても活躍し、1本の毛髪からストレスなどの状況を把握する研究の意義や、地域に貢献する姿勢などが評価された。
米田さんは、縦に裁断した髪の毛の成分を分析し、不安やストレスの度合いなどを判断する研究を進めている。髪の毛はストレスなどを反映しやすく、対象者の日ごとの状態を把握しやすいという。米田さんらは医療分野への応用や、食品の摂取による変化の可視化につながるとみている。
東京都出身。食について生産の段階から学ぶことに魅力を感じ、福島大に入った。先端技術を活用した研究などに挑戦しようと平修教授の研究室に飛び込んだ。2021(令和3)年には、福島ファイヤーボンズのチアリーダーズ「Ray―Glitters(レイグリッターズ)」に合格。以降、4シーズンにわたり選手やファンに元気を届けている。
米田さんは「福島に来て、素晴らしい経験ができている。(研究とチアの)両方をより充実させたい」と満開の笑顔で語った。