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福島県会津美里町で特産の高田梅の収穫が始まった。同町字油田で生産から加工、販売までを手がける会津美里農研代表の佐藤明さん(57)は12日、地域の男性の手伝いを受けゴルフボールぐらいの実を丁寧にもいでいた。
会津美里農研では、昨年は収量が少ないとされる「裏年」にあたり、2割ほど少なかった。今年は天候に恵まれ、例年に比べ2~3割多く見込んでいる。佐藤さんは「地元の特産品の魅力をこれからも広く伝えていきたい」と意気込んでいる。収穫作業は約1週間続く。
高田梅は昨年、文化庁の「100年フード」に選ばれた。肉厚で、梅漬けや梅酒の原料として重宝されている。「青いダイヤ」とも呼ばれ、県内外に多くのファンがいる。