ヨークベニマルでも備蓄米を販売 福島県郡山市の横塚店 来週以降、全店舗拡大

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ヨークベニマルでも備蓄米を販売 福島県郡山市の横塚店 来週以降、全店舗拡大

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ヨークベニマル(福島県郡山市)は12日、郡山市の横塚店で随意契約による政府備蓄米の先行販売を始めた。申し込んだ2022(令和4)年産米1500トンのうち3~4割を入荷済みで、来週以降に県内外の全249店舗と子会社サンエー(宮城県)の1店舗で随時販売する。
税込み2160円の1袋5キロを千袋用意した。混乱を避けるため事前に告知せず、1家族につき1袋に限定した。午前9時30分の販売開始から来店者が次々と買い求め、午後4時過ぎに完売した。
食べ盛りの高校3年の長男と小学6年の長女を育てる市内の会社員安藤香さん(43)は米価高騰後、4千円程度で購入してきた。「何でも物価が高いので半値はうれしい」と歓迎した上で「コメは麺やパンに変えられない。元の価格に戻ってほしい」と願った。
同社が申請した備蓄米1500トンは、精米を経て5キロ換算で24万袋になる。大竹誠執行役員商品事業部長は「一人でも多くの方に販売したい。備蓄米の流通で全体の米価が下がるよう期待したい」と語った。