福島市の大わらじ、愛知県豊橋市で勇壮に NHK朝ドラ「エール」縁

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福島市の大わらじ、愛知県豊橋市で勇壮に NHK朝ドラ「エール」縁

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福島市の福島わらじまつり実行委員会は13日、市とパートナーシティ協定を結んでいる愛知県豊橋市で、全長12メートルにわたる大わらじの演舞を披露した。作曲家古関裕而さん(福島市出身)と妻金子さん(豊橋市出身)をモデルにしたNHK連続テレビ小説「エール」の放送を縁に結ばれた両市の絆を一層強めた。
豊橋市のこども未来館ここにこで福島の夏を届けた。ほら貝を合図に、まつり実行委員会の踊り手やミスピーチら総勢100人が本番さながらの布陣で入場した。にぎやかなおはやしに合わせ、「わっしょい、わっしょい」とわらじ音頭を繰り広げた。大わらじが会場内をぐるりと回り、傾けるパフォーマンスを披露すると大きな歓声が湧いた。
大わらじに乗った吉川隆一さん(50)は「温かな声援で、両市のつながりの深さを感じられた」と話した。見物した豊橋市在住のパート加藤沙歩さん(31)は「わらじが傾いた時の迫力がすごい。福島に行ってみたくなった」と喜んだ。
踊り手が両手に持つ「わらのわ」をつくる体験会や、福島市産のフルーツなどの物販も繰り広げた。
開会に先立ち、長坂尚登豊橋市長が歓迎し、木幡浩福島市長があいさつした。