「葛尾エゴマ納豆」食べて 郡山女子大(福島県郡山市)の学生と山乃屋が開発 15日販売 香りと食感が特徴

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「葛尾エゴマ納豆」食べて 郡山女子大(福島県郡山市)の学生と山乃屋が開発 15日販売 香りと食感が特徴

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郡山女子大(福島県郡山市)の学生は、納豆製造・販売の山乃屋(川俣町)と連携し、葛尾村産のエゴマを使った納豆を開発した。13日、村役場で完成報告会が開かれ、学生らが篠木弘村長に披露した。15日に村復興交流館あぜりあで催される「あぜりあ市」で販売する。
2023(令和5)年夏にINPIT県知財総合支援窓口の仲介を受けて山乃屋と共同研究契約を結び、約2年かけて商品化した。村内にある同大の農場で栽培したエゴマの葉と種子をふんだんに使用。学生が何度も試食して改良を重ねた。香ばしい香りが広がり、プチプチとした食感が楽しめる商品に仕上げた。
パッケージは短期大学部地域創成学科2年の吉田七琉さん(19)が担当。福島のきれいな水をイメージした水色を基調に、赤べこや福島県の地図の形などのイラストをちりばめた。商品名は「プチッと!え~ごま納豆」。吉田さんは京都府出身で「良い」という意味がある関西の方言「え~」を盛り込み、多くの人に親しまれる「良い納豆」になってほしいと願いを込めた。
吉田さんと同大の郡司尚子准教授、山乃屋の影山一也さんが篠木村長に商品の特徴や完成までの経緯を説明した。吉田さんは「パッケージも楽しんでもらい、多くの人に味わってほしい」と話した。試食した篠木村長は「栄養豊富なエゴマが入って健康にも良い。逸品を作ってもらい、感謝の気持ちでいっぱい」と謝辞を述べた。
納豆の価格は1個250円(税込み)。今後、県内の道の駅や山乃屋のホームページなどでも販売を計画している。同大は村と包括連携協定を結んでいる。