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福島県川内村の川内自工保険事務所社長の成沢隼平さんは13日、富岡町社会福祉協議会が取り組む資源回収ボランティアに協力し、ペットボトルキャップ4袋分を寄贈した。リサイクル素材として売却した利益が世界の子どもたちのワクチン費用に充てられる。
富岡町社協は、参加しやすい奉仕活動として、キャップの回収に取り組んでおり、3月末までに1744キロ分を回収しているという。2キロ分でワクチン1本になる仕組みといわれる。
成沢さんは人のためになる活動を模索する中で、社協の取り組みを知った。4月から村内のコンビニに回収箱を設置したり、運営する「カエルランニングクラブ」など全国の知り合いに協力を呼び掛けたりしてキャップを集めた。
成沢さんと妻麻美さんが社協を訪れ、宍倉秀和事務局長に贈った。成沢さんは「機会をいただきありがたい。活動を続ける」と述べ、宍倉事務局長は「今後も活動の輪を広げていきたい。町外からの参加はありがたい」と話した。
社協は18日午前9時から、町総合福祉センターでキャップ選別などのボランティア作業を行う。問い合わせは富岡町社協へ。(相双版)