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福島民報社の「日本一の健康長寿県を目指す
県民健康セミナー」は15日、福島県いわき市のいわき産業創造館で開かれ、参加者が健康づくりに向けた生活習慣の重要性に理解を深めた。
福島医大医学部脳神経外科学講座の蛭田亮助教と、同大医学部法医学講座の西形里絵准教授が登壇した。蛭田助教は脳機能の仕組みや最新の脳神経外科手術について解説。「脳内のネットワークは経験や学習を通じて、日々変化・強化されている」とし、正しい生活習慣の構築と、積極的にさまざまな活動に取り組むことの重要性を呼びかけた。
西形准教授は、異常死と喫煙率との関連性の高さや、たばこの火を消した後でも服などに残る化学物質を第三者が吸い込む「3次喫煙」などについて説明した。たばこがもたらす体への影響などを踏まえ、「喫煙の有無で人生の最期が決まると言える」と強調した。
「認知症の人と家族の会」会員の栗崎透さんが家族介護の経験を語った。
セミナーは福島医大の後援、JA共済連福島の特別協賛で、約70人が聴講した。この日の模様は後日、動画投稿サイト「ユーチューブ」の福島民報公式チャンネルで公開される。