大わらじ万博彩る 東北絆まつり最終日 福島県はじめ6県のまつりを勇壮で華麗に表現

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大わらじ万博彩る 東北絆まつり最終日 福島県はじめ6県のまつりを勇壮で華麗に表現

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東北6県の代表的な夏祭りが一堂に会す東北絆まつりは最終日の15日、大阪・関西万博のEXPOアリーナ「Matsuri」でパレードを繰り広げた。福島市の福島わらじまつりをはじめ、各県のまつりが勇壮で華麗に表現された。
パレードが中止となった前日の雨天から一転し、最終日は昼過ぎから晴れ間が広がった。秋田竿燈まつりの竿燈8本が一斉に立ち上がったのを始まりの合図にして、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、仙台七夕まつり、福島わらじまつり、青森ねぶた祭の順に踊り手らが会場内を囲む約250メートルの通路をにぎやかに練り歩いた。
福島わらじまつり実行委員会は、全長12メートルにわたる「日本一」の大わらじを担ぎ、お囃子に合わせて躍動的なパフォーマンスを披露。まつり実行委の小口直孝企画検討委員長(62)は「お客さんの反応も良く、福島の良さを発信できたと思う。夏本番の弾みにしたい」と誓う。鳥取県米子市から観覧に訪れた自営業木村吉美さん(65)は「動きのある、わらじは見応えがあった。東北に足を運んでみたい」と話した。
フィナーレでは、各県の代表者が東日本大震災からの復興支援に感謝し、東北の夏本番をPRした。来年の絆まつりは盛岡市で開催される。