福島のニュース
福島県産サクランボの主力品種「佐藤錦」の今年の収量は例年の5、6割程度と見込まれる。JAふくしま未来の三津間一八組合長が16日、内堀雅雄知事との懇談で見通しを示した。
県北地方では、サクランボの着果が例年の6~7割に落ち込み、収量減が懸念されていた。同JAによると、開花期の4月20日前後に強風や低温の影響で、受粉を手伝うハチが活性化しなかった。わせ品種、晩生品種は2割程度の減収となる見込み。全体的な価格は2、3割上昇しているが、例年より果実が大きく、糖度が1度程度高いという。
三津間組合長、西幸夫常務、農産物PRチーム「J―FAP」の関口涼花さん、佐藤邦彦営農経済部長が県庁を訪れ、内堀知事にサクランボを贈った。三津間組合長らは「福島のサクランボは日本一だ。フルーツ王国をPRするトップバッター。全国の皆さんに食べてほしい」と語った。
内堀知事は「口の中ではね返してくる弾力と爽やかな甘さを感じる」と称賛。JAと連携したトップセールスに触れ「さまざまな場面でスクラムを組み、福島の農産物が日本一という思いを届けたい」と述べた。