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福島県の南相馬市シルバー人材センターの2024(令和6)年度の受託事業は1781件で契約金額は2億8053万円だった。前年度と比べて受託件数は93・1%、契約金額は99・6%で、いずれも微減だった。
14日、市内原町区のサンライフ南相馬で開かれた総会で報告された。
建設、介護業界などの人手不足から仕事の依頼が年々増加しているものの、会員の高齢化に伴って内容を検討し、断るケースもあったという。
2025年度の目標値は受託件数を2000件として前年度より増やす。その一方で契約金額は前年度を下回る2億5600万円に抑えた。夏場の熱中症予防を考慮し、無理のない受託を図っていく考え。
総会には約100人が出席した。渡部定幸理事長が「高齢者の就業を通じて社会参加を促し、生きがいづくりと健康増進を図っていこう」とあいさつした。(相双版)