福島のニュース
福島県の郡山薬剤師会と奥羽大による合同研修会「第1回薬奥郡山塾」は19日、郡山市総合福祉センターで初めて開かれた。
同会と同大薬学部が昨年結んだ包括連携協定の一環。会員や学生約60人が参加し、同大薬学部の杉田尚寛教授が「今さら聞けない水分補給」と題して講演した。
人間の体は約60%が水分でできており、そのうち筋肉の約80%は水分で「水分の貯水池」と呼ばれていると説明。子どもや高齢者は筋肉量が少なく水を多く蓄えられないため、こまめな水分補給が必要と示した。
水分は筋肉の成長を促し、老廃物を排出すると役割を解説。他にも脱水症状になりかけている「隠れ脱水」のチェック方法を紹介した。手の甲をつまみ上げてすぐに離し、つまんだ跡が消えるまでに3秒以上かかった場合は隠れ脱水の可能性があるとした。
大塚製薬工場OS―1事業部の三浦一将さんが「水分補給の基礎知識」の題目で話した。(郡山版)