福島のニュース
ミスコンテスト「２０２４ミス・インターナショナル」日本代表の植田明依さん（２７）は１９日、福島県葛尾村を訪れた。２０１６（平成２８）年に起きた熊本地震の被災体験を語り、大規模災害を経験した一人として、東日本大震災と東京電力福島第１原発事故からの地域の復興を国内外に発信すると誓った。
植田さんは村民会館で村職員に向けて講話した。出身地の熊本県宇土市で高校３年生の時に熊本地震を経験し、避難生活を送った当時を思い起こした。福島県を含めて全国からの義援金や物資などの支援に感謝の気持ちを表し、「福島と熊本の交流がずっと続いていってほしい」と願った。
ミスコンテストに臨んだ経緯も紹介。家庭科教員の資格を持ち、当時の教え子から後押しを受け、生徒たちに夢を追う大切さを伝えようと、出場を決意したと話した。
植田さんは村役場で篠木弘村長を表敬訪問したほか、村内野川のｃａｆｅしずくで村への移住者と交流した。（相双版）