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福島県警本部交通企画課と郡山署は17日、郡山市のFSGカレッジリーグで国際アート&デザイン大学校日本語科の外国人学生約70人に交通安全教育を行った。学生は母国と日本の交通ルールの違いに理解を深めた。
日本の運転免許を保有する外国人数は過去最多に達し、全国的に外国人運転者による交通事故や交通違反が増えているのを受け、外国人への交通教育をより強化する目的。今年5月末までに県内で発生した外国人運転者による交通事故は11件だった。
16日は、県警本部交通企画課の松本靖則交通安全対策室長と同署交通1課の緑川大介係長が講師を務めた。緑川係長は事故が発生したら110番通報、けが人がいる場合は119番通報するよう説明。信号機の色と矢印、止まれ標識の意味などを紹介し「交通事故の被害者や加害者にならず、日本で楽しく生活しほしい」と話した。
松本交通安全対策室長は県警本部のウェブサイトから視聴できる英語、中国語、ベトナム語など6カ国語に対応した交通ルールの啓発動画「ルールを守って
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Japan」を紹介した。今後もさまざまな企業の技能実習生など外国人に、交通教育の広報啓発を行うとした。(郡山版)