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福島県三春町の岩沢克己さん(60)は町内上舞木にメダカ専門店「めだか屋
龍神」をオープンした。「メダカを通じて、多くの人たちと交流できたらうれしい」と話している。
岩沢さんは、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生時に富岡町に住んでいた。田村市や郡山市に避難した後、三春町に移り住み、設備会社に勤めた。
1年ほど前に、孫を楽しませようとメダカを購入。初めは一緒に世話をしたり観賞したりしていたが、種類の豊富さと飼育の奥深さを知り、自分の方が夢中になった。産卵やふ化にも成功し、5匹だったメダカも1万3千匹になった。60歳になったら、何か新しいことにチャレンジしようと考えていたこともあり、店を構えることにした。
仲間の協力もあって人通りが多い場所に空き店舗を見つけて購入した。扱う種類は100円から2500円で購入できるメダカが中心。子どもから大人まで気軽に楽しんでもらいたいという思いからだ。店長は長女の祥子さん(31)が務め、妻の静子さん(58)と岩沢さんの3人で運営していく。店は同町上舞木字宮ノ前8の1の国道288号沿い。営業時間は午前10時から日没まで。火曜日と水曜日は休み。