農業って楽しいね! 子どもたちが水を張らない「節水型水稲栽培」体験 福島県大熊町「学び舎 ゆめの森」

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農業って楽しいね! 子どもたちが水を張らない「節水型水稲栽培」体験 福島県大熊町「学び舎 ゆめの森」

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福島県大熊町の義務教育施設「学び舎
ゆめの森」の子どもたちは19日、水を張らずにコメを育てる「節水型水稲栽培」を体験し、農作業の楽しさを実感した。
農産物の生産・加工・販売を展開する楪(ゆずりは)園芸(郡山市)が企画した。5年生6人が臨んだ。水に溶ける素材のひも状テープに種が含まれている「シーダーテープ」や手作業で、香り米とにじのきらめきの種を植えた。種は気温の上昇と共に発芽し、10月ごろには収穫期を迎える予定。
目黒煌冴さん(11)は「貴重な体験ができて楽しかった。収穫が待ち遠しい」と笑顔を見せた。楪園芸の柏原秀雄社長は「種の成長を見守り、農業は面白いなと思ってほしい」と呼びかけた。
楪園芸は大熊町と連携協定を結んでいる。節水型水稲栽培は微生物を使った資材で土壌を改良し、水稲の根張りを強くすることで、水を張らなくても良い仕組み。労力や経費削減に効果がある。実用化を見据え、町内各地で作付けしている。(相双版)